MUKAI II
限りなき愛のマウスピース

willie'sシグネチャーライン第4弾! 限りなき愛のトロンボニスト向井滋春さんモデル"MUKAI II"の登場です! 若手プロ奏者はもちろんのこと、アマチュア奏者であってもまったく分けへだてなく接してくださる向井滋春さんの新しい相棒です。

思えば2009年1月の還暦祝いマウスピースMUKAI 60からすべては始まります。 これは現行スタンダードラインのCONCERTO 7Cをベースに、ドリル径拡大とリム金メッキを施したもの。3月から2ヶ月ほど実戦使用いただいたのち、いくつかの問題点をご指摘いただきます。この時点で向井さんから最終仕様に対するコンセプトが伝えられました。

音が太くて疲れにくくてハイノートが楽に出るもの

…まんまです(笑)今でもまだ日の浅い僕ですからこれには参りました。
その後emperador発売に合わせ、ダブルボアや樽型バックボアなどのいわゆるemperadorテクノロジーを注ぎ込んだ第二次試作品完成が2009年7月。 この第二次試作品はMUKAI 6358MUKAI 6560の2機種。数字はボアサイズを表しています。さらにCONCERTOベースのボディと、さらに軽量化した新設計ボディとの合計4本が第二次試作品。このときの新設計ボディが先に発売したフジイヒロキモデルMt. FujiAMORボディです。(元が向井さんモデルだからAMOR=愛なんです。余談ですがMUKAI 6358の1本はリンツ・ブルックナー管弦楽団首席トロンボーン奏者の清水真弓さんのもとへと海を渡っています)

残念ながらこの第二次試作は「鳴りがやや軽い」「高音域の抵抗感がキツい」など満足な結果が得られず、改めてマウスピースの奥深さを学ぶこととなりました。
同じ7Cサイズであっても奏者が変われば評価はまったく変わってしまいます。 とはいえこの経験こそがその後の糧となったことは疑う余地がありません。

2009年8月。向井さんが八ヶ岳ジャズフェスティバルに出演されました。この日の向井さんは後日録音を聴いても明白なくらい絶好調!終演後実際にお使いだったBach 7C(かなり傷んでいた)をお借りして徹底的に調べ上げました。向井さんファンならご存知のとおり、リムの内側はちゃんとサンドペーパーで削られていましたよ。
そしてそれらのウィークポイントをひとつひとつつぶし、ストロングポイントはさらに延ばす方向で1本の第三次試作品が完成します。

ダブルボアを止めφ6.0のシングルボアへ。これはMUKAI 60への回帰。リムはお借りした7Cをサンドペーパー部分も含め忠実に再現。emperadorリムとよく似ていますが、どこか一味違うグリップ感とソフトな口当たりを兼ね備えたリムです。特筆すべきはバックボア。形状的にはかなり過激であるとだけお伝えしておきましょう。
この第三次試作品は第二次試作品とうって変わってとても好評でした。ボリューム感と高音域のメタリックな響きが気に入ったとメールに記されていました。
この時点で内側については完成しており、以降はウェイトの微調整となります。

北風が冬の到来を告げる2009年11月。最終試作。ウェイトを変え175g、183g、188gの3種類作りました。セミダイレクトリムは変更したくなかったため、シャンク長の変更とボディカップ部の肉厚分布のみで変更することにしました。ところが実はこれが意外とやっかいなんです。ひとつ間違うと第二次試作のようにお互いの良さを打ち消してしまうので神経をつかったところです。 そして2009年12月4日。試奏結果のメールが向井さんより届きます。

最終的に183gのものがベスト。低音域もしっかり鳴るけど、なにより特筆すべきはよく使う高音域の響きと遠達性。
ハイハイFもとても吹きやすい。Bach 7Cよりも張りがあってジャズ向き、音が若返った感じだ。
素晴らしいよ。ようやく決定版だね。ありがとう!

これがMUKAI II 誕生の瞬間です!

無限のパワーを秘めたマウスピースMUKAI II。それ故ほかのwillie'sマウスピースとは一線を画す部分があります。
奏者に覚悟を求めてきます。決して後ろを振り返らず、常に前に進んでいく勇気が必要です。それさえあればこれ以上の相棒はありません。


※ウェブサイトとブログで紹介していただきました。
http://www.s-mukai.com/
http://ssmmblog.blog64.fc2.com/blog-entry-141.html

※写真協力:ジョイブラス


モデル
太管
細管
カップ直径 (mm)
ドリル直径 (mm)
バックボア形状
税込価格/金メッキ仕上げ
税込価格/銀メッキ仕上げ
MUKAI II
 
φ24.93
φ6.0
カスタム
¥30,450
¥24,150

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